借金を苦に自殺した北海道のある男性の遺族が消費者金融5社を
提訴しました。
過払い金が発生していることを知らずにこの男性は借金を返し
続け、その額は1800万にも及ぶそうです。
問題なのは、消費者金融は過払い金返還をすれば債務がなくなる
ということを自ら告知しないことです。
現状では利息制限法を超えていても出資法を超えていなければ
罰則がありません。
そのため消費者金融は債務者から過払い金請求があるまでは放置
しているのです。
過払い金請求をすればブラックリストに載るということがあっても
過払い金請求をするか、しないかは個人の自由であり、それを
知らせないというところに問題があると思います。
返しても、返しても減らない借金。
過払い金返金をしていればこの男性はすでに借金はなくなっていた
そうです。
こういう事実がありながら、放置しておくのは法律的には許されて
も人道的には許されるものではないと思います。
改正貸金業法が施行されるまでは見てみぬふりをしているつもり
でしょうか?
この裁判はそういった消費者金融の姿勢に対し一石を投じる裁判
であると思います。
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