ブラックリストに載った私のＶＩＳＡカード

最近よく聞くのが私的整理ということば。

東北地震などで被災された方のために住宅、その他ローン
債権の整理に対する法案が作られるとか作られないとかいう

話です。

そこで使われる私的整理というのは何か？

私的の反対は公的整理、公的整理には自己破産や民事再生
特定調停など役所を通した法律的な債権整理を指します。

一方私的整理というのは債務者と債権者の間の話し合い
の中で債権をどのように扱うかすすめていくものです。

裁判所など公的な機関を介在しません。

私的整理というのは任意整理という言葉でもよくつかわれます

私的整理にしても、公的整理にしてもブラックリストとして載る
のは同じ条件です。

公的整理は自己破産などをする場合に官報に載るということ
の違いでしょうか。

東北地震での被災者は私的整理をしてもブラックリストには
載らないという話もあり、神戸の震災で被災された方との

対比の中で不公平感も感じる人もいるため難しい問題です。

ブラック企業というのがあります。入社を勧められない非合法
な管理をしている会社。

そういう会社というわけではなく、ブラックリスト掲載者が転職
や就職の際に気を付けなければならないことがあります。

基本的に個人信用情報は企業が知ることはありません。
金融会社では、個人信用情報を入社の試験に利用して

いないとも言い切れないですが、ブラックリストに載っている
のにあえて金融会社に就職・転職したいとは思わない

のではと思います。

金融会社とは関係のない会社では金融ブラックリストである
ことは普通は知られることはないでしょう。

ただし、会社によっては入社時、あるいは入社前に会社の
クレジットカード、所謂、コーポレートカードの取得を義務づける

ところがあります。

出張・や接待などで使う法人カードとは違って、個人名義
で会社名が入ったコーポレートカードです。

コーポレートカードでも会社の一括引き落としタイプ
と個人の口座から引き落とされるものがありますが、

個人の口座から引き落とされるカードは会社ブランド
のカードであっても、個人の信用情報によって審査されます。

結果的にブラックリストの者はコーポレートカードが発行され
ないということになってしまうのですが、その事実は会社

に知られることとなります。コーポレートカードが作ることが
できない人間、それに対しどのような評価をされるかは

会社によって違うとは思いますが、カードを作るという条件
はみな入社希望者皆同じですからカード取得の可否を入社

の一つの基準にしているところはあるようです。